DTalker Mobile Version 2.0
ユーザーズ マニュアル
クリエートシステム開発株式会社
Copyright c 2001- クリエートシステム開発株式会社
Document Talker、DTalkerは、クリエートシステム開発株式会社の登録商標です。
Microsoft、Windows、Windows CEは、米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。
目次
はじめに
第1章 使ってみよう!
第2章 機能概要
第3章 各プログラムの説明
メモ帳
予定帳
アドレス帳
メディアプレーヤ
インターネット
メール
電卓
ボイスレコーダー
歌自慢
ゲーム
時刻
バッテリー
各種設定
ユーザー辞書
点字表示
電話・i-Modeメール
第4章 文字データの入力
第5章 Q&A・対象機器
Q&A
対象機器
はじめに
1.DTalker Mobileの特長
2.本マニュアルの構成
3.操作キーの名称と役割
1.DTalker Mobileの特長
DTalker Mobileは、視覚障害者向けのPDA(Personal Data Assistants)用ソフトウェアで、少ないキー操作と音声により、
メモ帳や、予定帳、アドレス帳などといった電子手帳機能を実現します。
携帯電話やPHSカード、または、LANカード、あるいは無線LANカードを接続することで、
インターネットへの接続や電子メールの送受信が音声で可能となります。
また、点字表示機を接続することにより、点字表示も可能となります。
対象となるPDAは、Microsoft社のWindows CE 3.0以降を搭載した機種となります。
(1)音声によるガイダンスと、簡単なユーザーインターフェース
基本的な操作はタッチスクリーンの突起を押すことと、十字キーを操作することです。
全ての操作は音声によってナビゲーションされます。
操作がわからなくなったときは、ヘルプキーを押すことにより現在の操作がわかります。
また、タッチスクリーンを押すと該当するメニューの文字が拡大表示され、弱視のかたでも読み易くなっております。
(2)電子手帳機能
PDAの基本的な機能であるメモ帳、予定帳、アドレス帳を音声化しました。
いつでも、どこでも持ち歩ける電子手帳としてお使いください。
(3)インターネット接続と、電子メール機能
無線LANカードや、PHSカード、もしくは、携帯電話を接続して、インターネットに接続することができます。
ホームページの閲覧は、すべて音声でおこないます。リンクの位置は声色を変えて知らせます。
MP3の再生やストリーミング再生で音楽も楽しめます。
電子メールは、独自の音声メーラーを搭載しており、一部の携帯電話では、i-Modeメールも音声により使用できます。
(4)点字機能
オプションのケーブルにて、点字表示機を接続すると、メモ帳の内容を点字表示することができます。
また、点字表示機の文書をPDAのメモ帳に読み込むことや、PDAのメモ帳から点字表示機の文書に書き込むことができます。
(5)音声認識機能
バージョン2より、音声認識機能が追加されました。メニュー項目はすべて音声認識で入力が可能になりました。
(6)歌唱エンジン
バージョン2より、歌唱エンジンが追加されました。音声合成で歌を歌えるようになりました。
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2.本マニュアルの構成
第1章 入門編
DTalker Mobileの入門編です。「使ってみよう!」で基本的な操作方法を説明し、DTalker Mobileの機能を紹介します。
第2章 機能概要
DTalker Mobileの機能概要を説明します。「プログラムの選択メニュー」で、表示される機能について解説します。
第3章 操作解説編
DTalker Mobileの機能や、各プログラムの操作方法を詳しく説明します。
第4章 文字入力の方法を解説しています。
第5章 Q&AとDTalker MobileがサポートするPDAや、携帯電話などを紹介しています。
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3.操作キーの名称と役割
DTalker Mobileは市販のPDAで動作するため、機種によりボタンの位置や、役割が変わります。
ここでは、一般的なWindows CEを搭載したPDAのボタンや、ジョグダイアルの機能について説明します。
(1)電源スイッチ
Windows CEマシンでは、パソコンのように毎回、システムを起動するという概念がありません。
最初にシステムを起動した後は、電源を切っても最後の状態が保持されています。
従ってDTalker Mobileも電源スイッチを入れると、最後に操作した状態が保持されていて、続きから操作することができます。
(2)アプリケーションボタンとエンターボタン
DTalker MobileはWindows CEマシンのPocket PCと呼ばれる小型のPDAを対象に開発されました。
Pocket PCには、アプリケーションボタンと呼ばれるボタンが3〜4個と、録音ボタンがあり、DTalker Mobileは、次のような機能を各ボタンに割り当てています。
・メニューボタン
メニューボタンはDTalker Mobileのプログラムの選択メニューを呼び出すボタンです。全ての操作はプログラムの選択メニューから始めます。
プログラムの選択メニューは、いつでも呼び出すことができ、Pocket PCの標準で「予定帳」または「ホーム」が割り当てられている「ボタン1」が該当します。
・時計ボタン
時計ボタンは今日の日付と、現在の時間を音声で知らせます。Pocket PCの標準で「連絡先」または「アプリケーション」が割り当てられている「ボタン2」が該当します。
・今日のひとことボタン
今日のひとことは、ことわざ、格言などを音声で知らせます。Pocket PCの標準で「連絡先」または「アプリケーション」が割り当てられている「ボタン3」が該当します。
・その他のボタン
押しても動作しないように設定されます。
この他に、PDAの機種によっては、独立したエンターボタンがあります。DTalker Mobileでは、データの入力や、読上げの中断等で使用します。
(3)ジョグダイアル(アクションキー)
機種によっては、側面にジョグダイアルまたは、アクションキーと呼ばれるキーがあります。DTalker Mobileでは、アクションキーという呼び方で音声ガイドをしております。
ジョグダイアル(アクションキー)の上下の操作は、パソコンの上下の矢印キーに相当します。また、一部の機種ではジョグダイアルを押し込む操作が、エンターキーになります。
(4)タッチスクリーン
Windows CEマシンには、タッチスクリーンと呼ばれる画面があります。
DTalker Mobileは、タッチスクリーンを、たて横 四等分した16個の領域に機能を割り当てています。
1個ごとの領域を「キー」と表現します。各キーの位置で左上のキーから右に向かって順に1番キー、2番キー、・・・、16番キーと表現します。
例えば、上から2番目、左から1個目は「5番キー」です。
DTalker Mobileでは、16個のキー位置が分かるように、突起のついた保護シートが用意されています。
(5)十字パッド
Windows CEマシンには、円形の十字パッドがあります。十字パッドは上下左右の端を押すと、それぞれの方向へ移動するという機能があります。
本マニュアルでは、十字パッドの端を上キー、下キー、左キー、右キーと呼びます。また、機種によっては、十字パッドの中心が押せるようになっています。これは、エンターキーに該当します。
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第1章 使ってみよう!
1.メモ帳を読んでみる
2.メモ帳に簡単な文書を書いてみる
3.タッチスクリーンを使用しない操作方法
4.位置固定のキー
1.メモ帳を読んでみる
メモ帳に入っている夏目漱石の小説「吾輩は猫である」を読んでみましょう。
(1) PDAの電源を入れます。電源スイッチは各PDAの取り扱い説明書をご覧ください。
(2) プログラムの選択メニューボタンを押します。メニューの起動を音声で知らせます。
(3) 1番のキーを押して、すぐ離すと「メモ帳」と読上げます。
(4) 1番のキーを押し続けます。「メモ帳」と読上げ、メモ帳のメニューに切り替わります。メモ帳の起動を音声で知らせます。
基本的な操作は、(3)(4)の繰り返しです。タッチスクリーンを押してすぐ離せば(コツコツと叩くイメージ)、キーの内容を読上げるだけですので、そのキーの機能がなんであるかがわかります。
その機能を実行したいときは、タッチスクリーンを押し続けます(約1秒)。
今後、本章では「タッチスクリーンを押して、すぐ離す」操作を「押す」と表現します。
「タッチスクリーンを押し続ける」操作を「長く押す」もしくは「長押しする」と表現します。あるいは、「選択する」という表現にもなります。
(5) 3番のキーを長く押します。「メモの読上げ」機能を実行します。メモの読上げ機能を音声で知らせます。
(6) ここでは、保存されている文書の一覧が表示されています。「吾輩は猫である(1)」と読上げるまで、1番のキーから押してみてください。見つかったら、該当のキーを長く押します。
(7) メモ帳の内容を読上げます。読上げている途中で右キーを何度か、押してみてください。音量が徐々に大きくなります。最大になると、徐々に小さくなります。最小になると、また、大きくなります。
次に、左キーを何度か、押してみてください。読上げる速度が徐々に速くなります。最大になると、徐々に遅くなります。最小になると、また速くなります。
(8) メモ帳の読上げは、行単位で管理されています。読上げている途中で上キーを押すと前の行に戻ります。下キーを押すと次の行に進みます。
(9) 次にエンターキーを押してください。読上げが中断され「読上げの中止メニュー」が表示されますので、1番のキーから押してみてください。「読上げの中止メニュー」でなにが実行できるのかその内容が分かります。
続行したいときは、4番のキーを長く押します。中止したいときは、1番のキーを長く押します。ここでは、1番のキーを長く押して中止しましょう。
(10) 保存されている文書の一覧に戻りました。ここで16番のキーを長く押してください。
(11) 「終了」と読上げ、メモ帳のメニューに戻りました。ここで、もう一度、16番のキーを長く押してください。
(12) シューという音がして、プログラムの選択メニューに戻りました。終了を押した後、シューという音がしたときは、プログラムの選択メニューに戻ったことを意味しています。
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2.メモ帳に簡単な文書を書いてみる
次に、メモ帳で簡単な文書を入れてみましょう。「第1章 使ってみよう!
1.メモ帳を読んでみる」でプログラムの選択メニューが表示されているところから始めます。
(1) 1番キーを長く押して「メモ帳」を実行します。メモ帳のメニューに切り替わります。
(2) 1番キーを押してください。「新規作成」と読上げます。1番キーを長く押して新規作成を始めましょう。「メモの新規作成を行います」とアナウンスがあります。
(3) 一行目の編集をしています。ここでは、文字を入力するメニューに切り替わっています。
(4) 1番キーを押してください。「あさひのあ」と、読上げます。ここは、あ行が割り振られていて、今は「あ」を選んでいる状態です。
「あさひのあ」と、読上げている間に、同じキーを押すと「いろはのい」と読上げます。これで「い」を選んでいる状態です。
このように、読上げている間に、同じキーを押せば、あ、い、う、え、お、と切り替わっていきます。
読上げている間、押したままにするか、読上げが終わってから、同じキーを長く押せば、入力されます。
(5) では、「始めてのメモ」と入れてみましょう。
(6) 7番キーを押してください。「はがきの、は」と読上げます。ここが、は行です。
「は」を入力するため、押したままにしてください。タップ音がして「は」と読上げました。これで「は」が入りました。
(7) 3番キーを押してください。「さくらのさ」と読上げます。ここが、さ行です。
「じどうしゃのじ」と読上げるところまで押していってください。ざじずぜぞのような濁音文字は、さ、し、す、せ、そ、の後に、ざ、じ、ず、ぜ、ぞと続きます。
慣れないうちは、切り替わった場所が分からなくなります。
そのときは、まず押してみて「さくらのさ」を確認し、少し「ま」を置いてから、もう一度、押してみて「さくらのさ」を読上げている最中に押せば「しんぶんのし」と切り替えることができます。
「じ」を入力するため、「じどうしゃのじ」で、長く押してみてください。タップ音がして「じ」が入力できました。
(8) 9番キーを押してください。「まっちのま」と読上げます。ここが、ま行です。「め」を入力するため、「めいじのめ」まで押しつづけて、入力してください。
(9) 5番キーを押してください。「たばこのた」と読上げます。ここが、た行です。「て」を入力するため、「てがみのて」まで押しつづけて、入力してください。
(10) 6番キーを押してください。「なごやのな」と読上げます。ここが、な行です。「の」を入力するため、「のはらのの」まで押しつづけて、入力してください。
(11) ここで、一度、漢字変換しましょう。今まで入力した文字は、ひらがなで漢字変換する前です。13番キーを押してください。
「へんかん」と読上げます。ここが、変換キーです。変換をすると「はじめての初」「ひらがなのめ」「ひらがなのて」「ひらがなのの」と漢字変換した結果を読上げます。
正しければ、漢字の確定を実行します。「かくてい」は「へんかん」と同じ位置ですから、切り替えて「かくてい」を長く押します。
これで「初めての」が入力できました。
(12) 9番キーを押してください。「まっちのま」と読上げます。ここが、ま行です。「め」を入力するため、「めいじのめ」まで切り替え、入力してください。
(13) 「も」も同じ位置です。「も」を入力するため、「もみじのも」まで切り替え、入力してください。
(14) 漢字変換でカタカナのメモにしましょう。13番キーを長く押して変換します。「カタカナでメモ」と読上げます。正しいので、確定を実行します。「かくてい」は「へんかん」と同じ位置です。
(15) 入力が終わったので終了します。終了は16番キーを押します。「エンター」と読上げます。エンターの次が終了ですので切り替えて「終了」を実行します。
(16) 「編集を終了しますか?」と読上げます。1番キーが「はい」で、2番キーが「いいえ」です。1番キーを長く押して終了させます。
(17) 「保存しますか?」と読上げます。1番キーが「はい」で、2番キーが「いいえ」です。1番キーを長く押して保存します。
(18) 「メモのタイトルを入れてください」と読上げます。文字入力画面になっていますが、ここではタイトルを変更せずに終了します。終了は16番キーです。
(19) 「保存しました」と読上げ、メモ帳の最初のメニューに戻りました。タイトルを入力しなかったとき、「メモ帳0000」と言うタイトルが、自動で割り当てられます。
以降、0000という数字が0001、0002、0003と増えていきます。もちろん、タイトルは自由に入力することができますが、省略することもできます。
省略したときは、メモ帳0001、メモ帳0002、メモ帳0003と数字が自動で増えていきます。
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3.タッチスクリーンを使用しない操作方法
DTalker Mobileは、タッチスクリーンを使わずに操作することができます。
プログラムの選択メニューが表示されているところから、タッチスクリーンを使わない操作をしてみましょう。
(1) 下キーを押してください。下キーは、十字パッドの下端を押すか、ジョグダイアルまたは、アクションキーを手前に倒します。
(2) 「メモ帳」と読上げます。この状態はタッチスクリーンの1番キーを押した状態と同じです。
(3) 下キーを何度か、続けて押してみてください。「予定帳」「アドレス帳」・・・「各種設定」、「終了」と、次々にメニューの内容を読上げます。
「終了」の後、下キーを押すと、ポッという音がして、「メモ帳」に戻ります。この音はメニューが一巡し、先頭に戻ったことを、あらわしています。
(4) 「メモ帳」を見つけるまで下キーを押してください。
(5) エンターキーを押します。エンターキーは、十字パッドの中心を押すか、ジョグダイアルまたは、アクションキーを押し込みます。
(6) 「メモ帳」と読上げ、メモ帳のメニューに切り替わります。メモ帳の起動を音声で知らせます。この状態はタッチスクリーンの1番キーを押した状態と同じです。
(7) 上キーまたは、下キーを何度か続けて押してみてください。メモ帳のメニューを次々に読上げます。実行したい機能でエンターキーを押します。
このように、メニューの操作は、上下キーとエンターキーで次々に切り替えることができます。特に、ジョグダイアルや、アクションキーが付いている機種は、片手で操作することができます。
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4.位置固定のキー
タッチスクリーンの12番キーと、16番キーは、いつでも同じ機能が割り当てられています。
12番キーは「ヘルプ」と「タイトル」です。12番キーに押すと、現在のメニューの機能を読上げます。
続けて押すと現在のメニューのタイトルを読上げます(一部のメニューでは他の機能が割り振られていることがあります)。
16番キーは「終了」です。16番キーを長く押すと、現在のメニューを終了して前のメニューに戻ります(ただし、一部のメニューでは他の機能が一緒に割り振られていることがあります)。
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第2章 機能概要
プログラムの選択メニューは、メニューボタンを押すことにより起動されます。全ての操作は、プログラムの選択メニューから始めます。
プログラムの選択メニューは、いつでも呼び出すことができ、次の機能が呼び出せます。
メモ帳
予定帳
アドレス帳
メディアプレーヤ
インターネット
メール
電卓
ボイスレコーダー
歌自慢
時刻
バッテリー
各種設定
ユーザー辞書
点字表示
電話・i-Modeメール
マニュアル
1.メモ帳
メモ帳は、テキスト形式の文書ファイルを対象に、文書の作成・編集・読み上げ・削除が行えます。
メモ帳が対象とするファイル形式は、TXT 形式であり、パソコンから取り込んだファイルでも、TXT 形式であれば、編集も、読み上げも、点字表示も可能です。
読み上げや編集できる容量はPDAのメモリーの制限を受けるだけです。
メモ帳には、次のような機能があります。
(1)メモの新規作成。
(2)メモの編集。
(3)メモの読上げ。
(4)メモの削除。
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2.予定帳
予定帳は、スケジュールの記録や管理ができます。
登録できる項目は、日付、時間、用件、場所、音声通知の有無、備考です。
また、予定帳に登録された時間になると、音声で伝えるアラーム機能があります。
カレンダー機能により、目的の日付にすばやくたどり着けます。
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3.アドレス帳
アドレス帳では、個人情報の記録や管理のほかに、アドレス帳に登録された内容を元にして、携帯電話への自動ダイアリングや、メール発信ができます。
登録できる項目は、名前(苗字、名前、ふりがな)、電話番号(自宅、携帯、勤務先)、メールアドレス、住所(自宅、勤務先)、勤務先、分類、メモ、です。
これらの登録内容は、Windows CE が本来持っている連絡先というアプリケーションのデータと同じものとなります。
さらに、この連絡先のデータは、ActiveSyncでパソコンのデータと同期を取ることができ、パソコンの内容と常に一緒にしておくことができます。
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4.メディアプレーヤ
メディアプレーヤは、音楽再生ソフトです。本来、オーディオとビデオの双方を再生できる機能を備えていますが、 DTMでは、オーディオだけを対象としています。もちろんビデオでもオーディオ部分の再生は行えます。
MP3などの音楽ファイルの再生と、インターネットと接続してストリーミング再生ができます。
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5.インターネット
インターネット機能は、ホームページの閲覧を音声によって行う機能です。
電話、もしくは、LANなどで、インターネットに接続し、ホームページの内容を読み上げます。
テキストが中心ですが、画像などに注釈があればそれも読み上げます。
リンクの位置は、声色が変わりますので、そのとき、エンターキーを押すと、リンク先にジャンプできます。
インターネット機能を使用するために必要なものは、市販のPHSカードか、携帯電話ならば専用ケーブルが必要になります。
LANカードや、無線LANカードを使用すれば、より高速なブラウジングができ、音楽などのストリーミングを楽しむこともできます。(Pocket PC2002以上)
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6.メール
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7.電卓
電卓機能は、四則演算が音声により実行できます。計算結果は音声で伝えます。
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8.ボイスレコーダー
ボイスレコーダー機能は、音声によるメモ機能です。録音ボタン機能を使えば、いつでも録音が可能になります。
録音ファイルは14個まで蓄積され、古いものから削除されていきます。
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9.歌自慢
歌自慢は、音階と歌詞をテキストで入力することにより、音声合成で歌わせることができます。
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10.時刻
現在時刻を音声で伝えます。
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11.バッテリー
バッテリー機能は、PDAのバッテリー状況を音声で報告します。PDA機種及びバッテリー状況に応じて、AC電源の状態も報告します。
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12.各種設定
各種設定は、DTalker Mobileのいろいろな動作を設定したり調整することができます。
各種設定機能には、次のような機能があります。
(1) 音量の設定(読上げ音量を4段階で設定可能)。
(2) 速さの設定(読上げる速さを10段階で設定可能)。
(3) 高さの設定(読上げる声の高さを10段階で設定可能)。
(4) 声色の設定(読上げる声を男性か、女性に設定可能)。
(5) 音及び各種パラメータの設定(各種の効果音を設定)。
(6) 色の設定(タッチスクリーンの表示色を設定)。
(7) オーナー情報の設定(オーナーの情報を設定)。
(8) 接続機器の設定(電話の種別、接続ポートの設定)。
(9) 日付の設定(現在の日付を設定)。
(10) 時刻の設定(現在の時刻を設定)。
(11) バージョン情報(DTalker Mobile のバージョンを音声にて通知)。
(12) ActiveSync の設定(パソコンとの同期機能をON/OFFする機能)。
(13) データのバックアップ。
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13.ユーザー辞書
ユーザー辞書機能は、音声合成で正しく発声されなかった単語などを、登録することにより、正しく発声させることができます。
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14.点字表示
メモ帳で作成したテキストファイルを点字表示機を接続して、点字表示させることができます。
また、点字表示機内の文書の取り込みや書き込みも行えます。
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15.電話・i-Modeメール
電話機能には、電話着信の設定、ダイアル発信、i-Modeメールの送受信があります。
電話機能を使用するためには、PDAの機種が、G-FORT または、シグマリオンである必要があります。
また、市販の通話機能付きPHSカードか、専用ケーブルにて、携帯電話を接続する必要があります。
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16.マニュアル
マニュアルは、本ユーザーズマニュアルをインターネットブラウザーで読上げます。
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第5章 Q&A・対象機器
Q&A
DTalker Mobileで、よくある質問をまとめました。トラブルが発生したときの参考にして下さい。
(1)何を操作しても読上げてくれません。
「プログラムの選択メニュー」が終了していませんか。メニューボタンを押して「プログラムの選択メニュー」を呼び出してください。
電源がOffになっていませんか。Windows CE機は、バッテリー使用中に節電機能が働き、自動で電源をOffします。PDAの電源スイッチをOnにして下さい。
(2)点字表示機を接続するとPC接続のエラーが出ます。
「各種設定」の「ActiveSync On/Off」で、ActiveSyncをOffにして下さい。点字表示機を使用した後はOnに戻してください。
(3)受信トレイ機能でパソコンと同期しません。
「各種設定」の「ActiveSync On/Off」で、ActiveSyncの状態を確認してください。Onになっていないと同期しません。
Onに切り替えたあとはPDAとパソコンの接続を抜いて、再度、差し込んでください。
(4)インターネットに接続できません。
インターネットに接続するためにはWindows CEの接続設定をしなければなりません。お使いのPDAの取扱説明書を参照して、接続方法を確認してください。
(5)携帯電話のi-Modeメールが使えません。
「各種設定」の「接続機器の設定」、「電話機の設定」を確認してください。
電話の機種がDoCoMo共通に設定されている場合、i-Modeメールが使用できません。
「電話機の設定」に無い機種は現在、サポートされていませんのでご了承ください。
サポート状況についてはhttp://www.createsystem.co.jp/mobile/ を、ご覧ください。
(6)P-in Masterが使えません。
「各種設定」の「接続機器の設定」、「電話機の設定」が携帯電話になっていませんか。携帯電話に設定されていた場合はP-in Masterに設定してください。
(7)携帯電話でダイアルできません。
「各種設定」の「接続機器の設定」、「電話機の設定」がP-in Masterになっていませんか。P-in Masterに設定されていた場合は、携帯電話に設定してください。
「各種設定」の「ActiveSync On/Off」で、ActiveSyncをOffにして下さい。PDAの機種によっては、ActiveSyncをOffにしないと携帯電話が使用できません。
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対象機器
DTalker Mobile Version 1.0, 2.0 で、動作確認した機器は、次のとおりです。
(1) PDA
Windows CE 3.0以上を搭載したPDA(Pocket PC 2000、2002)
G-FORT(NTT DoCoMo製)(PPC2000)
GENIO e550(東芝製)(PPC2000)
GENIO e550G(東芝製)(PPC2002)
iPAQ H3600(COMPAQ製)(PPC2000)
iPAQ H3600(COMPAQ製)(PPC2002)
jornada 568(HP製)(PPC2002)
Sigmarion II(NTT DoCoMo製)(HPC2000)
CASSIOPEIA E-2000 (カシオ製)(PPC2002)
Pocket Gear MC/PG5000(NEC製)(PPC2002)
Pocket LOOX(富士通製)(PPC2002)
musea(NTT DoCoMo製)(PPC2002)
(2) 電話
F671i* ラクラクホンU(NTT DoCoMo製)
F671iS* ラクラクホンUS(NTT DoCoMo製)
F503is* (NTT DoCoMo製)
NM502i(NTT DoCoMo製)
TT03(TuKa製)
C413S(au製、Bluetooth機能搭載)
P-in master(NTT DoCoMo製、PHSカード)
CFE-01(NECエアーインフロンティア製、AirH"対応PHSカード)
*はi-Modeメール機能が使用できます。
(3) 点字表示機
BM16ブレイルメモ(ケージーエス製)
本マニュアル内で表記されている、各製品名は各社の商標もしくは登録商標です。
DTalker Mobile は、次の技術を使用しています。
詳細読みは、斎藤正夫氏および、石川准氏の辞書を使用しております。
点字変換のエンジンは、石川准氏のエキストラを使用しています。
音響処理及び音声認識は、富士通(株)の音声技術を使用しております。
言語処理は、クリエートシステム開発株式会社の技術を使用しております。
WindowsCE用 DTalkerライブラリー、音声合成・音声認識ライブラリーはクリエートシステム開発株式会社の技術を使用しております。
DTalker Mobile Version 2.0
ユーザーズ マニュアル
2002年6月3日第1版
2003年4月1日第2版
クリエートシステム開発株式会社
〒190-0012 東京都立川市曙町2の4の4
TEL:042-527-5772
FAX:042-527-5072
http://www.createsystem.co.jp/
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以上です。