ドキュメントトーカ 日本語音声合成エンジン



ドキュメントトーカには歌をうたう機能があり、MS SAPIのXMLコマンドの拡張としてSINGコマンドを追加しております。
なお、フリー版には適用されません。

表記は以下のようになります。

<Sing Data="歌詞データ" />

歌詞データ

歌詞データは拡張MML言語で記述します。
歌詞データの一般的なフォーマットを下記に示します。
歌詞データ1,歌詞データ2,歌詞データ3,――――,歌詞データn

歌詞データnは以下のフォーマットになります。
MML音符データ {スペース 歌詞}


MML音符データ
音程
Ann, Bnn, Cnn, Dnn, Enn, Fnn, Gnn
ラ  シ  ド  レ  ミ  ファ ソ
A~G まではそれぞれ音階をあらわし、nnは音長を意味します。
音長は省略可能で、省略した場合はLで指定された長さになります。
nn=1は全音符、2は2分音符、4は4分音符、8は8分音符、16は16分音符を意味します。
音程の後ろにはスペースを挟んで歌詞を指定します。
例)C4 ど,D4 れ, E8 み

休符
Rnn
nnは音長を意味します。音程の場合と同様です。
テンポ
Tmmm
mmmは1分あたりの4分音符の個数をあらわします。
音長
Lnn
デフォルトの音長を定義します。nnが4の場合には4分音符をデフォルトとし、音程表記のときの音長を省略できます。
オクターブ
O3,O4,O5
O4が標準のオクターブとなります。そのときの C,D,E,F,G,A,B が O4のドレミファソラシとなります。
オクターブアップ
< 例)O3,B4 し,<,C4 ど
オクターブダウン
>
タイ(同一音程でのみ有功)
& 例)C4 ど,&,C4 ど
ブレス(息継ぎ)
^ 例)C4 ど,^,C4 ど
半音上げ
# 例)C8# ど
+
半音下げ
- 例)c8- ど

歌詞
歌詞は全角ひらがな、カタカナで表記します。音符1個につき1文字から3文字ぐらいまでを割り当てます。


<Sing Data="T120,O4,A2 とお,A4 りゃん,G4 せ,A4 とお,A8 りゃ,G8 ん,E2 せ, O4,B-4 こ,B-8 こ,B-8 わ,O5,D4 ど,O4,B-8 こ,A8 の,B-8 ほ,A8 そ,G8 み,G8 ち,A4. じゃ,R8 , O4,B-4 てん,B-4 じん,B-4 ー,O5,D8 さ,O4,B-8 ま,A8 の,B-8 ほ,A8 そ,G8 み,G8 ち,A4. じゃ,R8 ," />

<Sing Data="T110,O4,G8 は,G16 っ,G16 ぴ,A8 ば,A16 ー,A16 す,G4 でい,O5,C4# とぅ,O4,B2 ゆ, O4,G8 は,G16 っ,G16 ぴ,A8 ば,A16 ー,A16 す,G4 でい,O5,D4# とぅ,C2# ゆ, O4,G8 は,G16 っ,G16 ぴ,O5,G8# ば,G16# ー,G16# す,E4# でい,C8# でぃ,C16# ー,C16# あ,O4,B8さ ,B8 っ,A2 ちゃん, O5,F8# は,F16# っ,F16# ぴ,E8# ば,E16# ー,E16# す,C4# でい,D4# とぅ,C2# ゆ," />